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LLCを設立するとき=合同会社会社設立登記

LLC(合同会社)についての基礎知識

資本金 1円以上
出資者の数 1人以上 設立時までに金額払込、給付(578)
出資者の責任 有限責任
役員 出資者(出資者の中から業務執行社員を定めることも可能)
役員の任期 定め無し
最高意志決定機関 出資者
業務執行機関 出資者(出資者の中から業務執行社員を定めることも可能)
代表機関 各出資者(または業務執行社員)
組織変更 合名会社、合資会社、定款変更による種類変更可能(638Ⅲ)、株式会社に組織変更が可能(746〜)
決算公告の義務 なし
定款認証 不要
保管照明 不要
設立登記費用 6万円

LLCには以下のような特徴があります。

  • 出資者1人、資本金1円から始めることができる。
  • 出資は金銭に限られない。 (現物出資など可。但し目的物不足額填補責任定められていない。)
  • 変態設立事項について、検査後にする調査不要
  • 既存の株式会社と同様に、 法人格 を持つ。
  • 株式会社との最大の相違点は「出資者=経営者 」である。
  • 出資者(全社員)が有限責任を負う。
  • 役員の任期の定めはない。
  • 定款自治(内部自治)の原則 が認められている。

LLC(合同会社)のメリットとデメリットは?

LLCには以下のようなメリットがあります。

出資者間の結びつきが強い
LLCは新たに出資者を加入させる場合、持分譲渡の場合は、原則、出資者全員の同意が必要です。そういった意味では、閉鎖的で出資者間の結びつきが強い会社類型といえます。
事業が失敗しても、原則として有限責任である
株式会社と同じく、出資者は有限責任です。
会社設立費用が安い
定款認証を受ける必要がないので定款認証料(5万円強)が不要です。
*ただし、会社で保存する定款には、4万円の収入印紙を貼る必要があります。(電子定款で作成すれば収入印紙は不要)
登記に関しては登録免許税が6万円で、株式会社の15万円と比べても半分以下です。

また、以下のようなデメリットがあります。

大きな会社にしていくには不向き
出資者の加入や脱退には、出資者全員の同意が必要であったり、半年前に告知する必要があったりと、いろいろ制限があるため、広く出資者を集めるのには不向きです。
社会的信用が株式会社と比較すると低い
新しい会社類型なので社会的認知度はまだあまり高くありません。
資金調達がしにくい
株式会社が発行する社債などがないので、広く資金を集めるのには不向きです。(社債自体は発行可)

その他

CF.(キャッシュフロー)
株式会社と同様、利益配当に制限があります。(原則、出資の払戻請求不可)

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2006/10/17
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